いぃ那珂農くらし 地域おこし協力隊 入江紫織

茨城県那珂市で「アグリビジネス活性化」スタート‼

ネギの臭いと泥にまみれた父を誇りに思う。

こんにちは。茨城県那珂市(なかし)地域おこし協力隊1期生の入江紫織(@shiori_nakafarm)です。今日は九条ネギの仲卸業の娘として生まれた私の父について少し書かせていただきます。

小学生の頃、家の前に作業場があるため、友達が家に遊びに来たらネギの臭いを気にするのではないかと心配でした。毎日、畑でネギを収穫し、泥だらけになって帰ってくる。毎日スーツを着て会社へ出かける友達のお父さんが格好良く見えました。

地域おこし協力隊 九条ネギのこと

収穫前の九条ネギ畑

大学3年生の春、「写真演習」の授業で写真集を制作する課題が出されました。写真集のお題は「身近なもの」。すぐに思い浮かんだのは父の仕事でした。

 九条ネギ屋を営む父の一日を写真に収めることにしました。 

地域おこし協力隊 九条ネギのこと

キレイに洗って袋詰めします。

 毎朝5時に起きて、作業場の大きな冷蔵庫からネギを運び出します。そのネギを積んだ軽トラックで京都中央卸売市場へ行き、何軒かの八百屋に収めます。「おはようさん。今日は娘さんも一緒か」「そうや」。照れくさそうに父が答えます。「ほな、これ持って行き」と、私にイチジクを一箱くれました。

地域おこし協力隊 九条ネギのこと

周りを見渡すと、大勢の人が野菜や果物、魚を運んでいました。「こんなに朝早くから働いてる人見てると、元気出るやろ?」と、笑顔で話す父に私は深くうなずいたのを今でも鮮明に覚えています。

地域おこし協力隊 九条ネギのこと

社会人になってからは、東京で農業の専門新聞社に勤めていたこともあり、野菜の相場を確認しては京都にいる父と電話でネギの生育状況や収量などの会話をするのが日課になっていきました。思えば父は、土日祝日も仕事をしていたし、唯一の楽しみはお正月の三が日の家族旅行でした。早朝から休みなく働き、「九条ネギの仲卸業」で私と妹を大学まで進学させてくれたことに今では、とても感謝しています。

 

先週、農家さんや市役所のアグリビジネス担当の職員さんと那珂市でも「九条ネギ」を作ろうか!という話で盛り上がりました。ここでも九条ネギが育てられるなら嬉しいな。実現できましたら、こちらでも報告しますね。

 

那珂市についてもっと知りたい方は「いぃ那珂暮らし」公式HPをご覧くださいね。近々、那珂市地域おこし協力隊公式HPもUPされますので、お楽しみに!最後まで読んでいただいてありがとうございました。   #自己紹介 #私のこと #わたしが地域おこし協力隊になった理由 #農業 #茨城 #那珂 #地域おこし協力隊 #いぃ那珂暮らし #いぃ那珂暮らし応援団 #ほどよい田舎 #田舎暮らし #移住 #いぃ具合に田舎 #だからできる暮らし #いぃ那珂農くらし #フェルミエ那珂 #いぃ那珂マルシェ #マルシェ